バストアップのメカニズム
バストを構成するのは、9割程度の脂肪、1割程度の乳腺、バストを支えるクーパー靭帯です。脂肪の量がバストの大きさに強く影響し、バストの脂肪は乳腺が発達すると増加します。乳腺の発達には2種類の女性ホルモンが大きく影響します。乳腺はエストロゲンによって増殖し、プロゲステロンによって発達すると言われています(他にも乳腺の発達には必要なホルモンがあります)。特に女性ホルモンがバランスよく分泌されることがバストアップには大切で、そのバランスを整える事が重要ポイントです。
バストアップに効果的な栄養素
バストアップには、十分に栄養を摂ることも大切になります。ここでは、バストアップに効果が見込まれる栄養素を3つ説明します。
イソフラボン
イソフラボンは、乳腺の成長を促す女性ホルモンであるエストロゲンと似た働きをするため、バストアップ(美乳)効果が見込めます。エストロゲンは、乳腺細胞を活性させる働きがありますが、イソフラボンもエストロゲンと似た分子構造を持つので、同じような働きをするといわれています。イソフラボンは、豆腐、豆乳、納豆など大豆食品に多く含まれています。
ボロン
ボロンは、ミネラルの1種で、エストロゲンの分泌を促進させたり、血中におけるエストロゲン濃度を高めたりする働きがあります。ボロンは、りんご、キャベツ、海藻類などに多く含まれます。しかし、ボロンは熱に弱いため、加熱調理はせずに、できるだけ生で摂取することをおすすめします。
タンパク質
タンパク質は、筋肉を作ったり、女性ホルモンの分泌を促進したりする働きがあります。タンパク質には、植物性と動物性がありますが、あくまで双方のタンパク質をバランスよく摂るようにしましょう。
また、ハリのあるバストの維持には筋肉が必要なので、その点からもタンパク質はバストに良い効果をもたらす栄養素であるといえるでしょう。タンパク質は、大豆などの豆類、牛乳、鶏肉や牛肉、マグロ、鮭などにも多く含まれます。
バストアップに効果的な飲み物
飲み物で手軽にバストアップに効果的な栄養素を摂ることができます。ここでは、バストアップに効果的な飲み物をいくつか紹介します。
牛乳・豆乳
牛乳は体を作るタンパク質に加えて、カルシウムやミネラル、ビタミンAなど、栄養が豊富です。同様に豆乳にはイソフラボンや体を作るタンパク質に加えて、ビタミンB群、ビタミンE、レシチン、サポニンなど、栄養が豊富に含まれています。
バストアップに効果的といわれるタンパク質やイソフラボンはもちろんですが、ミネラルは血流を改善させてバストへ栄養を届ける働きがあります。なにより高い栄養価の飲み物ですので、健康的でバストアップしやすい体の土台を作ることができるでしょう。
マテ茶
マテ茶は、現代の食生活で不足しがちな栄養素であるビタミンやミネラルがかなり豊富に含まれています。また、エストロゲンの分泌を促進する亜鉛も含まれているので、ハリのある美しい美乳に導くバストアップ効果が期待出来ます。バストアップには、十分な栄養を摂ることが必須条件です。マテ茶を飲んで、多くの栄養を摂取し、さらにバストアップ効果を高めていきましょう。
ルイボスティー
ルイボスティーは、ビタミンやミネラルを始め、ポリフェノールなどの抗酸化作用のある栄養素も多く含みます。血流が改善されて、バストへ栄養を届けやすくなったり、女性ホルモンを活性化させ、バストの弾力がアップする等バストアップ効果が期待できます。抗酸化作用のある栄養素も含むため、アンチエイジングにも効果的です。
また、ルイボスティーにはリラックス効果があり、ホルモンバランスが乱れる一因であるストレスの軽減も期待できます。
黒豆茶
黒豆茶は、女性ホルモンのバランスを整える大豆イソフラボンと、抗酸化作用のあるアントシアニンを含みます。イソフラボンは、女性ホルモンであるエストロゲンの分泌を促し、弾力ある美乳に導くバストアップ効果が期待できます。アントシアニンは抗酸化作用をもつため、アンチエイジングや、若々しいバストを保つのに効果的です。
女性ホルモン分泌の促進効果が期待できる黒豆茶は、ハリのあるバストを維持しながらバストアップしたい人におすすめです。
バストアップに効果的なエクササイズ
自分で手軽にできるバストアップ方法の1つにエクササイズがあります。ここでは、エクササイズがバストアップに効果的な理由と、具体的なバストアップエクササイズをいくつか解説します。
エクササイズがバストアップに効果的な理由は?
バストの下には、バストを支える胸筋(大胸筋・小胸筋)と上向きバストを維持するクーパー靭帯があり、これらによって形の良いバストが維持されています。
エクササイズで胸筋を鍛えることで、バストの土台ができる上に、1度伸びると戻らないクーパー靭帯の負担を軽減できます。また、エクササイズで全身の血流も良くなり、バストにハリをもたせることも期待できます。
バストアップエクササイズ
バストアップに効果的なエクササイズを3つ紹介します。
肋骨ほぐし
肋骨ほぐしは、離れてしまったバストを内側へ寄せるためのエクササイズです。手順は以下の通りです。
1)右手で左側のバストを脇から内側へ寄せて、そのままバストトップまで右手を動かします。
2)左手をグーの形にして、親指以外の4本の指の第2関節を脇の下からバストトップに向けてスライドさせます。
3)1〜2を10回行います。
4)左右の手を変えて、1〜3と同様に右側のバストも行います。
バストの上部にボリュームをもたせるエクササイズ
このエクササイズは、鎖骨からバストの上部にお肉を流すことで、バストのボリュームアップ効果が期待できます。手順は以下の通りです。
1)両手を軽く握り、鎖骨の下に置きます。
2)あごを上げるように顔を上に向き、両手をバストの上部までスライドさせます。このとき、脂肪をバストに集める意識でやります。
3)1〜3を1分程度繰り返します。
バストに脂肪を寄せるエクササイズ
このエクササイズは、脂肪が脇や背中に流れている方は必見です。流れた脂肪をバストに集める事でバストアップ効果が期待できます。手順は以下の通りです。
1)右腕を軽く上げ、壁につけます。
2)軽く握った左手で脇周りの脂肪を右側のバストに寄せるようゆっくりスライドさせます。
3)左側のバストも、左右の手を変えて、1〜2と同様に行います。
バストアップに効果的なマッサージ・ツボ押し
バストアップは、マッサージやツボ押しでも効果が期待できます。ここでは、バストアップに効くマッサージとツボ押しについていくつか紹介します。
マッサージ
マッサージには、バストをほぐしたり、脂肪をバストに集めたりする効果が期待できます。
バストをほぐすマッサージ
このマッサージは、バスト自体をほぐしてバストアップ効果を高めるものです。手順は以下の通りです。
1)両手を握り、親指以外の指の第2関節を脇の下に当てます。
2)同じ高さのまま、内側へ向かって圧をかけながら両手をスライドさせます。
3)バスト上部・下部それぞれ、1〜2と同様に、外側から内側へ両手をスライドさせます。
4)両手を広げた状態で、バストを内側へ寄せて30秒程度キープし、ゆっくりと手を戻します。
脇に流れたバストを戻すマッサージ
このエクササイズは、バストから脇に流れてしまった脂肪をバストに移動させるものです。手順は以下の通りです。
1)右手で左側のバストを理想の位置まで持ち上げます。
2)左手で、左側のはみ出したバストを内側へ戻すようにさすります。これを1分間行います。
3)左手で左側のバストを理想の位置まで持ち上げます。
4)右手で、左側のはみ出したバストを内側へ戻すようにさすります。これを1分間行います。
5)右側のバストも、左右の手を変えて、1〜4と同様に行います。
ツボ押し
ツボ押しでリンパや血液の流れの改善や、女性ホルモンの分泌が促されることでバストアップが期待できます。バストアップに効果的なツボとツボ押しの方法を紹介します。
天溪(てんけい)
左右のバストトップの中央にあるツボです。女性ホルモン分泌の活性化にかかわるツボで、バストアップだけでなく、美肌効果や生理痛の軽減なども期待できます。ツボ押しの方法は以下の通りです。
1)息を吐きながらツボを3秒間押します。
2)息を吸いながらゆっくり指を離します。
3)1〜2を数回繰り返します。
乳根(にゅうこん)
乳頭から指2本分ほど真下にあるツボです。女性ホルモンの分泌を促したり、リンパの流れを改善したりする効果が期待できます。ツボ押しの方法は以下の通りです。
1)息を吐きながらツボを3秒程度押します。
2)息を吸いながらゆっくり指を離します。
3)1〜2を数回繰り返します。
バストアップにおすすめのブラ
ワイヤー入りのブラは、バストが垂れたり、ハリがなくなったりするのを予防することができるので、日中はワイヤー入りでサイズの合ったブラの着用がおすすめです。また、用途や目的に合ったブラをつけることで、バストアップ効果も期待できます。ここでは、バストアップにおすすめのブラを紹介します。
ナイトブラ
基本的にバストは、日中活動している間は下向きに、寝ている間はあらゆる方向に重力がかかります。通常のブラは、下向きの重力に対してサポートする構造です。ブラをしないで寝ている場合、バストを支えらずに形崩れにつながったり、バストが脇や腹に流れてしまう原因となります。
ハリのあるバストを保つためにも、就寝時はナイトブラの着用をおすすめします。ナイトブラは、寝ている間のバストの動きにも対応してバストを支える働きがあります。
育乳ブラ・スポーツブラ
育乳ブラは、バストの形を維持したり、自然ときれいな姿勢をキープさせたりする働きがあります。育乳ブラで、バストを正しい位置で固定し、バストを支えるクーパー靭帯が伸びるのを防ぐことができます。また、バスト周りの脂肪をバストに集めるので、バストの脂肪の横流れを防ぎ、結果的にバストアップ効果が期待できます。
育乳ブラをすると、背筋がピンと伸びて正しい姿勢をキープしやすくなります。正しい姿勢によってバストの位置が高くなり、より美しく見えるようになります。
また、バストの形をきれいに保つためには、運動時にスポーツブラをするのをおすすめします。運動時はバストが大きく揺れて、クーパー靭帯に負担がかかり、バストが垂れてしまいます。通常のブラでは、バストの大きい揺れからバストを守れませんが、スポーツブラは、運動時のバストの揺れを軽減するので、バストが垂れるのを防ぐことができます。
まとめ
バストアップに効果的な栄養素を取り入れながら、栄養バランスの良い食事をとったり、エクササイズ・マッサージ・ツボ押しなどをしたりすると、バストアップの土台作りができます。また、用途・目的ごとに適切なブラをつけると、ハリのあるバストをキープすることもできます。
さらにバストアップの効果を高めたい方は、バストアップ専用のサロンを利用するのもいいでしょう。
バストアップ専門 メディカルサロンM.M.Mは、創業以来10数年に渡る実績と信頼をもつバストアップサロンです。バストのお悩みに合わせたコースがあり、メスや針をつかわない体に優しい方法でバストアップを目指します。ぜひ1度お試しください。