胸は何歳くらいから垂れてくる?
個人差はありますが、多くの女性は30代半ばから、早い人は20代の後半から胸が垂れる悩みを抱えるようです。場合によっては、10代で胸が垂れてきてしまうということもあります。
食生活や生活習慣によっても変わってきますので一概に何歳からとは言えませんが、多くの女性が通る道と言えるでしょう。
胸が垂れる判断基準とは?
「胸が垂れてきた」と感じるのは、どのような状態になってきたときでしょうか。一般的には「バストのハリがなくなってきた」「バストが柔らかくなった」「ブラジャーに隙間ができるようになった」「乳首が下に向くようになった」というような状態が、胸が垂れたと感じる判断基準とされています。
具体的には、通常であれば鎖骨の中心と左右のバストトップとを結ぶラインが正三角形になりますが、二等辺三角形になっている場合は胸が垂れている状態と言えます。
胸が垂れる行程とは?
胸が垂れていくには順番があります。まず最初に胸の上部のボリュームがなくなります。それから下部がたわみ、乳首が下を向くようになります。そうすると胸の肉が外に流れてしまい、バストの位置が下がってしまいます。
これらを参考に、自分の胸がどの程度まで垂れてしまっているかを判断してみてください。
胸が垂れてしまう原因は?
胸が垂れてしまうのには、原因があります。以下で詳しく解説します。
クーパー靭帯が伸びてしまう
胸が垂れる最も大きな原因とされているのが、胸を支えるクーパー靭帯が伸びてしまうことです。クーパー靭帯が伸び切ってしまう、あるいは完全に切れてしまうと胸を支えられず垂れてしまいます。
クーパー靭帯は伸びても切れても痛みがないので、胸が垂れてきて初めて気がつくという方も多いです。クーパー靭帯は一度伸びたり切れたりすると、元に戻ることはありません。
エストロゲンの減少
女性ホルモンであるエストロゲンの分泌が減少することも、胸が垂れる要因のひとつです。エストロゲンの分泌は加齢によって減少するため、ほとんどの女性は年齢を重ねると胸が垂れる可能性が高くなります。ホルモンバランスが崩れることによって乳腺と脂肪のバランスが変わってしまい、脂肪の割合が多くなります。それにより、バストの柔らかさが増す事で形が崩れたり垂れてしまいます。
妊娠・出産や授乳のため
妊娠や出産を経て、胸が垂れてしまう人もいます。妊娠・出産は短期間で体重が増え、授乳のために胸も大きくなるので、皮膚や胸を支えるクーパー靭帯が伸びたり切れたりしてしまいます。出産後に胸が垂れてしまう女性が多いのはこのためです。
下着が合っていない
サイズの合わないブラジャーを着けていると、小さくても大きくても胸が垂れる原因になります。本来の胸のサイズより小さいブラジャーを着けていると、胸を圧迫して血行不良になりますし、皮膚や内部の組織を傷つけてしまいます。
また、サイズが大きいとブラジャーとの間に隙間ができて胸がゆれてしまうため、クーパー靭帯に負担がかかり胸が垂れてしまいます。
激しい運動をしている
マラソンやジョギング、ダンスなど、激しい運動を習慣にしている女性は、胸が垂れやすくなります。バスト周りに強い刺激がかかると、胸を吊り上げているクーパー靭帯に負担がかかってしまうからです。
また、夏の暑い日などに運動する場合は胸の日焼けにも注意しましょう。紫外線を直に浴びると胸の皮膚にダメージを与え、それも胸が垂れる原因になると言われています。
胸が垂れてしまうNGな生活習慣は?
胸が垂れてしまう生活習慣を以下で説明します。
猫背になってしまう
猫背になると、胸につながる筋肉が圧迫されて胸に十分に血液が巡らなくなってしまいます。また、筋肉が弛緩して胸の筋力が弱くなってしまうので、胸全体のハリがなくなってしまいます。
ブラジャーをつけずに過ごす
ブラジャーをつけないと、クーパー靭帯だけでは支えきれず伸び切ってしまいますし、胸自体が重力に逆らえず垂れてきてしまいます。窮屈に感じても、ブラジャーはきちんとつけましょう。
体を冷やしてしまう
冷たいものをよく食べたりなど体を冷やす習慣があると、血行の巡りが悪くなります。バスト周りの血行が悪くなると、胸の下垂を招きます。夏でも冬でも、なるべく体を冷やさないようにしましょう。
激しいダイエットを繰り返す
激しいダイエットで体重が増えたり減ったりすると下垂の原因になります。妊娠・出産のときと同様に、急激に太って胸が重くなるとクーパー靭帯が伸びてしまいますし、ハリも失ってしまいます。
胸が垂れるのを防ぐ方法とは?
胸が垂れる原因が理解できたら、今度は胸の下垂を防ぐ具体的な方法を説明します。
エクササイズやマッサージをする
胸が垂れる要因の一つは、筋力の衰えです。そのため、バストを下から支える「大胸筋」を鍛えることで、胸が垂れるのを防ぐことができます。合掌のポーズや腕立て伏せといったエクササイズを適度に行いましょう。
また、胸の周りの血行をよくするマッサージを行うと、胸のハリを保てるようになります。マッサージは入浴後などの体が温まっているときに行うと良いでしょう。
育乳ブラを使う
育乳ブラは、バストそのものの型崩れを防ぐために作られています。バストアップするためのものではないですが、しっかりと胸を支え、程よい締め付けのあるものは血行をよくし、女性ホルモンの分泌を助けてくれます。使ってみると効果があるかもしれません。
体を冷やさないようにする
体が冷えて血行が悪くなると、胸のハリや膨らみを保つのに必要な栄養素が十分に巡らなくなってしまいます。半身浴をしたり、体が温まる食べ物を食べるようにしましょう。
姿勢をよくして生活する
うつぶせ寝や猫背の癖があると、胸が圧迫されたり筋肉が衰えたりして胸が垂れてしまいます。背筋をぴんと伸ばし美しい姿勢を保って生活するようにしましょう。
バランスのいい食事をとる
胸が垂れる要因のひとつとして、胸に必要な栄養分が十分に行き渡っていないという点があります。バランスのよい食事をとり、バストを維持するのに必要とされているたんぱく質、イソフラボン、ビタミンCを多く摂取するようにしましょう。
良質な睡眠を心がける
十分な睡眠時間を確保し、良質な睡眠をとるようにすると、胸の下垂を防ぐことができます。胸が垂れる要因のひとつに、ホルモンバランスの乱れがあげられます。加齢と共に減少してしまう女性ホルモンの分泌を活性化させるには、良質な睡眠が有効とされています。
保湿を心がける
胸がしぼんでしまうと、同じように皮膚もたるんでしまいます。皮膚のたるみを防ぐためには、美容クリームや化粧水を使って保湿を心がけましょう。水分を含んだ肌は弾力も強くなり、胸がハリを取り戻します。
バストに合ったブラジャーを着用する
ブラジャーが合わないことも、胸が垂れる要因のひとつです。バストにしっかりとフィットしたものを選びましょう。胸の重さを支え、形を整えてくれるブラジャーを着用するだけで、下垂を防ぐことができます。
まとめ
胸が垂れてしまう原因と、胸が垂れるのを防ぐ方法を説明しました。胸が垂れる要因は加齢と共に女性ホルモンの分泌が減ることが影響しており、多くの女性が避けて通れない道といえます。胸が垂れるのを防ぐためには、食事から胸の形をキープするのに必要な栄養を摂ったり、姿勢や生活習慣に気をつけることが大事です。
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