1.胸の形にはどんな種類がある?
胸の形は人によって異なり、さまざまな種類があります。ここでは、胸の形を9種類に分け、それぞれの特徴について説明します。
胸の形 | 特徴 |
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左右非対称型 | 左右でサイズが異なるタイプの胸です。左右差の程度は、ほとんど気にならない場合からブラジャーのカップサイズが2サイズ違うような場合まであります。 |
アスリート型 | アスリートのように脂肪が少なめで、筋肉質かつ広めの胸です。脂肪が少ない分、胸の膨らみも控えめになります。 |
ベル型 | クリスマスオーナメントのベルのように上胸は幅が細く、下は膨らんだ形の胸です。胸が大きい人に多いタイプです。 |
リラックス型 | 下方向に長く、垂れたような印象の胸です。胸の質感が柔らかい人に多く、加齢による変化でこの形になる人もいます。 |
乳首東西型 | 「東西型」の名前の通り、バストトップが胸の中心から左右離れ、外に向いた状態の胸です。バストトップだけでなく、バスト全体も離れていて幅が広い傾向があります。 |
お椀型 | お椀を伏せたときのように丸みがあり、はっきりとした膨らみがある胸です。大きくはありませんが理想的な形と言えます。下着を着けなくてもきれいな形をキープできます。 |
スレンダー型 | 鎖骨の下から胸の上部にあたるデコルテ部分に筋肉や脂肪が少なく、膨らみも控えめな胸です。乳首は下向きで、縦長のシルエットです。 |
サイドセット型 | バストが左右に離れており、中央のスペースが広い形の胸です。バストサイズは大きめで、バストトップは東西型より前向きになります。 |
ティアドロップ型 | バスト上部はボリュームが少なく、しずくのように下に向かって丸みがある胸です。ベル型よりも丸みのある形をしています。重さがあるため垂れやすくなります。 |
1-1.きれいな胸の条件とは?
「きれいな胸」と聞いて、大きな胸を想像する人もいるかもしれません。しかし、一般的に「きれいな胸」とされる胸は形も重要視され、以下の4つの条件を満たす胸と言われています。
・鎖骨とバストトップを結ぶと正三角形が作れる
鎖骨の間のくぼみを頂点とし、バストトップの2点とを直線で結んだ際に正三角形となると、バスト位置が適切で「きれいな胸」と言えます。
・胸が横に流れていない
あるべきところに胸のお肉が収まり、体の側面や背中側に流れていないこともきれいな胸の条件です。ワイヤーブラを着用した際に、カップの周囲につまめる脇肉やはみ出すお肉がある状態は要注意です。
・胸にハリがある
しぼんだ胸や垂れ胸は「きれいな胸」とは言えません。バストトップの理想的な位置は肩から肘の2分の1より上とされています。ハリがあり、適切な位置にバストトップが保たれていることが美乳の条件です。
・バージスラインがある
バージスラインは、バスト下部の丸みがある曲線を指します。数字の3を横にしたようなラインで、胸の中央から脇にかけてバージスラインがはっきりと見て取れる胸がきれいな胸とされています。
2.胸の形が悪くなる主な原因
胸の形が悪くなるのには原因があります。原因を理解すれば、形が崩れることを防いで理想的な胸を手に入れやすくなるでしょう。ここでは、胸の形が悪くなる主な原因4つについて解説します。
・胸のサイズに合っていないブラを着けている
胸よりも小さいサイズのブラを着けていると、バスト周りが締めつけられ血行不良を起こします。また、胸がしっかりとカップに収まらず、はみ出すことでバージスラインが曖昧になる場合があるでしょう。反対に、大きいサイズのブラは、胸をホールドできずカップの中で揺れてしまい、胸を支えるクーパー靭帯を損傷して胸が垂れる原因となります。同じ理由から、ノーブラでいることも形崩れの原因です。
・胸を支える筋肉が衰えている
大胸筋は胸を支える土台となる筋肉です。猫背や運動不足、加齢などで大胸筋が衰えると胸を支えられず、ハリのない胸になります。日頃から姿勢が悪い、運動していないという場合は注意が必要です。
・胸に必要な栄養が足りていない
人間の筋肉や皮膚はタンパク質から作られている
ため、タンパク質が不足すると胸のハリが失われます。
タンパク質は肉や魚、卵、豆に多く含まれており、1日に必要とされる摂取量は体重1kgあたり1~1.5g程度
と言われています。
毎日の食生活でタンパク質を含む食品をあまりとっていない人は、意識的に摂取する必要があるでしょう。タンパク質の代謝を進める栄養素も、ハリのある胸を維持するのに重要です。
・女性ホルモンのバランスが乱れている
加齢やストレスなどによる女性ホルモンのバランスの乱れは、胸の形にも影響を及ぼします。女性ホルモンの1つであるエストロゲンは女性らしい体を作る役割を持つため、減少すると胸の弾力が失われ、形が崩れる原因になります。
上記のほか、体格や体質によっては理想の形になりにくい胸もあります。たとえば、欧米の女性にくらべて胸板が薄く脂肪も少なめな日本人の女性は、ハリが強く前に突き出したような形の胸にはなりづらいでしょう。
3.美バストに近付く!胸の形を整える3つの方法
胸の形を大きく変えたり、大幅にサイズアップしたりすることは残念ながらセルフケアでは難しいでしょう。しかし、胸の形が崩れるのを防ぎ、理想とする美バストに近付くことは可能です。
以下では、胸の形を整えるバストケア方法を3つ紹介します。日常生活で簡単に実践できるため、ぜひ参考にしてください。
3-1.肩甲骨のストレッチで胸を開く
姿勢が悪く肩が内巻きになっていると、胸の筋肉が使われず衰えます。肩甲骨ストレッチで肩回りや背中の筋肉をほぐし、胸を開きやすくすることで姿勢を整えましょう。肩甲骨ストレッチは、上向きバストの効果が期待できます。
・肩甲骨ストレッチの手順
(1) | 腕を伸ばし、胸の前で手のひらを合わせます |
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(2) | そのまま手を頭上に挙げ、今度は手の甲を合わせます |
(3) | 肩甲骨を寄せるように手を下げます |
手を挙げる際は腹部に力を入れ、腹圧をかけることがポイントです。肩甲骨周りが気持ちよくほぐれ、背中が温まってきたらうまくストレッチができています。
3-2.グーパー推拿で胸の位置を正す
胸が離れている「離れ乳」の場合は、グーパー推拿(すいな)がおすすめです。グーにした手で適度に刺激を与えながら横に流れた胸を正しい位置へと導きます。
・グーパー推拿の手順
(1) | 両手をグーの形に握り、胸の上部、脇の下に近い場所に置く |
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(2) | グーの手で圧をかけながら胸を押し、内側に寄せる |
(3) | バストトップ、アンダーバストも同様に圧をかけながら中央に寄せます(各10回) |
(4) | 最後に手をパーの形にして胸全体を横から中央に寄せ、30秒程度キープします |
マッサージオイルなどを使って滑りをよくし、痛みがない程度に行いましょう。
3-3.正しい食事でホルモンバランスを保つ
ビタミンEは、女性ホルモンのバランスを保つと言われています。ビタミンEを意識して摂取することで胸の形を維持する効果のほか、肌にハリやツヤを促す効果も期待できます。アーモンドやアボカドはビタミンEを豊富に含むため、サラダなどに入れて積極的に摂取するとよいでしょう。
葉酸は女性ホルモンであるエストロゲンの分泌を促すと考えられています。また、自律神経を整えホルモンバランスを保つことも期待できるため、摂取しておきたい栄養素の1つです。葉酸はブロッコリーやほうれん草などの身近な野菜に多く含まれており、普段の食事に取り入れやすいでしょう。
ビタミンEや葉酸はホルモンバランスを保つ効果に期待できますが、食事の際はさまざまな食材をバランスよく食べることが最も重要です。
まとめ
胸の形は人によって異なり、さまざまなタイプがあります。きれいな胸の条件としては、鎖骨とバストトップを直線で結んだ際に正三角形になることが挙げられます。また、胸が横に流れずバージスラインがはっきりとしていていること、ハリがあることもきれいな胸の条件です。
胸の形が悪くなる原因には、筋肉の衰えやホルモンバランスの乱れなどがあります。ストレッチやバストマッサージ、バランスの取れた食事で改善も可能なため、できる範囲で実践するとよいでしょう。
バストアップ専門 メディカルサロンM.M.Mでは、胸の形に悩みを持つ女性をサポートしています。胸の左右差、下垂などバストラインに自信がないという人は、「バストアップ専門 メディカルサロンM.M.M」にご相談ください。