1.おっぱいと睡眠の関係性とは?
おっぱいを大きくするには、良質な睡眠が必要不可欠です。おっぱいはおよそ1割の乳腺と9割の脂肪で構成されており、乳腺を守るようにして脂肪がついています。乳腺が発達するにつれ脂肪も増え、おっぱいが大きくなります。
乳腺を発達させるのが、エストロゲンとプロゲステロンという2種類の女性ホルモンです。エストロゲンは女性らしい丸みのある身体をつくり、プロゲステロンは乳腺を発達させます。月経周期に応じておっぱいが張ったり、妊娠から産後に一時的におっぱいが大きくなるのはエストロゲンとプロゲステロンの働きによるものです。
出典:働く女性の健康応援サイト|女性はライフステージごとに女性ホルモンが大きく影響する?!
女性ホルモンの分泌量は睡眠の量や質に大きく左右されます。睡眠をしっかり取り女性ホルモンを分泌させることで、バストアップにつながると言えるでしょう。
2.寝るときの体勢がおっぱいに与える影響
睡眠とおっぱいの関係は、睡眠時間に限ったことではありません。寝るときの体勢も、おっぱいを綺麗な形に保つために大事なことです。
仰向けやうつ伏せ、横向きといった寝るときの体勢によって、おっぱいがギュッと押しつぶされたり自由に動いたりすることから、おっぱいの形が崩れる原因になります。
以下では、寝るときの体勢によるおっぱいへの影響について詳しく解説します。
2-1.おっぱいの脂肪が背中や脇に流れる
綺麗なおっぱいを保つ上で避けたい寝方は、横向きとうつ伏せです。横向きで寝ると下になったおっぱいの血流が悪くなったり、片方に脂肪が流れたりして離れ乳やおっぱいの左右差の原因になる恐れがあります。うつ伏せで寝るとおっぱいを押しつぶす姿勢となるため、形が崩れて背中や脇にまで脂肪が流れます。
血流が悪くなるとおっぱいに必要な栄養がうまく届かず、成長が妨げられる可能性もあるため、寝るときの体勢には注意しましょう。
2-2.クーパー靭帯に影響を及ぼす
横向きやうつ伏せで寝ることによってクーパー靭帯が圧迫され、損傷することがあります。クーパー靭帯とは、脂肪や乳腺とともにおっぱいを構成する組織の1つです。大胸筋から乳頭までをつないで何本も張り巡らされ、乳腺や脂肪などの組織を支える役目を持ちます。
クーパー靭帯はコラーゲン繊維でできている柔軟な組織ですが、筋肉とは違い一度伸びたり切れたりすると元には戻りません。そのため、おっぱいの形を綺麗に保つには、クーパー靭帯に負担をかけないことが大切です。
激しい運動や猫背などの無理な姿勢を続けることも、クーパー靭帯が伸びる原因となります。
3.睡眠時間がおっぱいに与える影響
おっぱいに影響を与えるものとして、女性ホルモン以外に成長ホルモンがあります。成長ホルモンは、思春期の性的な成熟に密接にかかわるホルモンです。成人となってからもエネルギーの代謝調節や細胞の修復に欠かせない存在です。
成長ホルモンが減少し代謝機能が落ちると、コラーゲンの生成量も減少します。コラーゲンの不足は肌のハリや弾力の低下を招き、おっぱいの位置が下がったり形が崩れたりなどの原因になります。
3-1.ホルモンが十分に分泌されない可能性がある
人体のさまざまな機能を調節するためのホルモンは100種類以上あると言われており、それぞれの分泌量を調整するのは脳にある視床下部です。睡眠不足や精神的なストレス、無理なダイエットは視床下部や自律神経系に影響を与え、ホルモンバランスが乱れる原因につながります。
おっぱいにかかわる女性ホルモンや成長ホルモンが多く分泌されるのは、ノンレム睡眠と呼ばれる深い眠りの睡眠段階です。睡眠不足はホルモン不足に関係し、おっぱいの成長や形の維持の妨げの原因となります。
4.寝ながらバストアップするために試したい方法
バストアップするために睡眠が大切と分かっても、今以上に睡眠時間を確保するのは難しいという方も少なくないでしょう。下記は、厚生労働省による良質な睡眠の指標を要約したものです。
- 安定した生活リズムで、昼と夜のメリハリがはっきりしている
- 睡眠時間が確保され、昼間に強い眠気に襲われることがない
- 夜中に目覚めることがない、また目覚めてもすぐに眠れる
- 朝スッキリと目が覚め、スムーズに行動できる
- ベッドや布団に入ってからの寝つきがいい
- ぐっすり寝たという感覚がある
- 昼間に過度の疲労感がない
上記に当てはまる項目が少ない方は、良質な睡眠をとれるよう生活習慣を見直す必要があります。必要な睡眠時間は個人によってさまざまです。朝起きたときにスッキリ起きれたり昼間に眠気に襲われなかったりする睡眠時間を、必要な睡眠時間の目安にしてください。
以下では、寝ながらバストアップをするために試したい方法をいくつか解説します。
4-1.良質な睡眠をとる
良質な睡眠のために、生活習慣で意識したいポイントは以下の4つです。
●体内時計のリセット
朝起きてから太陽の光を浴びると体内時計がリセットされ、夜に自然と眠くなる習慣がつきます。寝る数時間前は照明を落としたり、スマホのブルーライトをカットしたりして、強い光で刺激を与えないことが大切です。
●寝る3時間前に食事を済ませる
夕食は遅くても寝る3時間前には済ませましょう。消化が睡眠の妨げとなる場合があるためです。積極的にたんぱく質をとることで睡眠ホルモンの「メラトニン」が生成され、自然な眠気を促進します。
●リラックスする時間をつくる
お風呂やアロマオイル、好きな音楽を聴くなどしてリラックスすると、副交感神経が優位となりスムーズな入眠が期待できます。日記を書いて、頭の中を整理するのもおすすめです。
●適度な運動
身体が適度に疲労を感じることによって、深い眠りにつきやすくなります。ウォーキングやジョギングなど、息を切らさない程度の有酸素運動がおすすめです。ただし、就寝直前の運動は交感神経を刺激し脳が興奮状態となり寝つきが悪くなるため、就寝する3時間前までに済ませましょう。
4-2.ナイトブラを着用する
睡眠中は長時間横になるため、何もつけずにいると重力でおっぱいの脂肪が横に流れます。普通のブラジャーでは締め付けが強すぎて睡眠の質を下げたり血流を悪くしたりする可能性があるため、睡眠時はナイトブラを着用しましょう。
ナイトブラは適度な力でおっぱいを支えてくれ、寝返りの衝撃からクーパー靭帯を守ることができます。
4-3.正しい高さの枕を使う
よりよい睡眠のためには、正しい寝具選びも大切です。特に枕の高さは、頭痛や肩こり、いびきなどに影響します。
枕の目的は、横になった時の首の下にできる隙間を埋めることです。細身の方や女性は低めがよく、体格のいい男性は高めの枕がよいでしょう。大きさは、枕を肩にあてた状態で頭の先まですっぽりと支えられるサイズがベストです。
4-4.仰向けになって寝る
横向きやうつ伏せは、クーパー靭帯への負担や血流を妨げる恐れがあります。バストアップには、ナイトブラを着けた上で仰向けで寝るのがベストでしょう。
仰向けは直接おっぱいを潰したり重力の影響を受けたりしないため、一番負担が少なく安心できる寝方です。仰向けは全体重が均等に分散され、血流の促進や疲労回復への効果も期待できます。
癖を変えるのは簡単ではありません。美容と健康のためにも仰向けで寝ることを意識してみましょう。
まとめ
おっぱいと睡眠には、睡眠時に多く分泌される女性ホルモンや成長ホルモンが大きくかかわっています。睡眠がしっかりとれていないとホルモンが十分に分泌されず、乳腺の発達やコラーゲンの生成に影響があるためです。そのため、しっかり睡眠を取ることでホルモンが十分に分泌され、バストアップにつながります。
バストアップには睡眠時の体勢も関係します。うつ伏せや横向きで寝ると、胸が片方に寄ったり押しつぶされて形が変わる可能性があります。ナイトブラを着用して、仰向けでおっぱいに負担がかからない状態で寝ましょう。
バストアップサロンM.M.Mではバストに関するお悩みに対応しています。バストアップやナイトブラなどについてお悩みの方は、気軽にお問い合わせください。