1.ウォーキングで胸が痩せる原因
ダイエット目的でウォーキングを検討している人の中には、「ウォーキングで胸が痩せる」と聞いたことがある人もいるでしょう。胸の約9割は脂肪でできているため、ウォーキングやランニングなどの有酸素運動をすると、胸も痩せると考えられています。胸は有酸素運動だけでなく、さまざまな要因で痩せている、または痩せたように見えてしまいます。
ここでは、ウォーキングによって胸が痩せる原因について解説します。
1-1.クーパー靭帯が傷付く
胸には、胸を支える役割を果たしている「クーパー靭帯」という靭帯があります。クーパー靭帯が傷付くと胸は胸の脂肪を支えられず、胸が垂れた状態になります。クーパー靭帯が傷付いて胸のバストトップが下がることが、胸が小さく見えてしまう原因の1つです。
クーパー靭帯は一度切れたり伸びたりすると再生しないため、ハリ感のある綺麗な胸の形を保つにはクーパー靭帯を守ることが重要です。しかし、ウォーキングで歩く振動に合わせて胸が揺れると、クーパー靭帯が傷付きやすくなります。
1-2.胸の脂肪が燃焼される
有酸素運動は脂肪燃焼に効果的な運動です。有酸素運動であるウォーキングをすることで、体の脂肪を燃焼しダイエット効果が期待できます。しかし、有酸素運動では、お腹周りや背中周りなど落としたい脂肪だけが落ちてくれるわけではありません。体全体の脂肪が燃焼されるため胸の脂肪も一緒に落ちることになり、胸がサイズダウンする原因となります。
ウォーキングをする際には、歩く振動に合わせて胸が上下・左右に揺れている状態です。胸が歩く振動の刺激を受けることで、胸の脂肪がさらに燃焼しやすくなります。結果的に胸自体のサイズダウンを促すことにつながります。
2.バストアップにつながるウォーキングの方法
ウォーキングをはじめたい人は、ウォーキングの正しいタイミングやペースなどについて理解することが大切です。
夏場のウォーキングは熱中症になる危険もあるため、早朝や夕方など涼しい時間帯に行いましょう。冬場は安全面を考慮して、明るい時間帯のウォーキングをおすすめします。食事直後のウォーキングは消化不良を起こす要因となるため、避けた方がよいとされています。
体力にはそれぞれ個人差があるため、ウォーキング初心者の場合は無理をしないことが大事です。はじめから長時間のウォーキングをするのではなく、1日20分を目安に自分のペースで行いましょう。
ここでは、ウォーキングの正しい方法について詳しく解説します。
2-1.正しい姿勢で歩く
ウォーキングは正しい姿勢で歩くことが大切です。頭を揺らさずに、目線はまっすぐでやや遠くを見ることを意識して歩きましょう。肩の力を抜いて、腕を大きく振る点もポイントです。「足だけの力ではなく腰の回転で歩幅を広げる」「膝を伸ばしてしっかりと地面を蹴る」とウォーキング効果がより高まります。
呼吸法は無理に意識するのではなく自然なリズムで行い、自分のペースで歩きます。安全にウォーキングをするために、ウォーキングシューズは自分の足のサイズに合ったものを選ぶことも重要です。
2-2.水分補給をしっかりする
ウォーキングの際には、熱中症や脱水症状、脳梗塞を防ぐためにも水分補給をしっかりと行いましょう。水分補給のタイミングは喉が渇いたと感じてからではなく、15〜20分ごとに行うのが理想です。ウォーキング中に必要な水分量は、約200〜250mlと言われています。ウォーキング中にも水分補給できるように、水筒や飲み物を購入するお金を準備しましょう。
水分補給のドリンクの種類は、水分やミネラル補給のスムーズな、スポーツドリンクがおすすめです。カフェインの入っているコーヒーや紅茶は利尿作用があるため、ウォーキング時には避けるのが無難でしょう。
2-3.ウォーキング後はストレッチをする
ウォーキング後はストレッチをすることで、乳酸などの疲労物質を取り除く効果があるとされています。乳酸がたまると疲労感や筋肉痛の原因となるため、まだ体が温かい運動後30分以内にストレッチを行いましょう。
ストレッチにはさまざまな種類があります。まずは、以下のような簡単なストレッチから取り入れてみましょう。
・ふくらはぎ・太腿
- (1)両膝を立てるようにして座ります。足の幅は腰幅よりも少し広めに開きましょう。
- (2)ふくらはぎと太腿全体をほぐすように、左右に揺らします。
- (3)気持ちよいと感じる位の強さで、続けましょう。
・股関節
- (1)両膝を立てて座ります。
- (2)両膝を右にゆっくりと同じ向きに倒します。
- (3)続けて、同様に左にゆっくりと倒しましょう。リラックスした呼吸を意識します。
ストレッチは最低20秒間かけて痛くなく気持ちのよい程度に、呼吸を止めないでゆっくりと伸ばすのがポイントです。伸ばす筋や部位を意識しながら、ストレッチを行ってください。
3.ウォーキングで効果的にバストアップする方法
ウォーキングは、体脂肪を減少する効果が期待でき、中性脂肪の減少や血糖値の改善など健康に関してさまざまな嬉しい効果が見込まれます。ジョギングより体への負担が少ないため、精神的にも気軽にはじめられる運動です。
出典:厚生労働省 e-ヘルスネット[情報提供]「ウォーキング(うぉーきんぐ)」
ここでは、ウォーキングで効果的にバストアップする方法を解説します。
3-1.胸を固定する
胸のサイズを落とさずにウォーキングをするには、胸をしっかりと支えることが重要です。胸をしっかりと支えるために、運動時専用のスポーツブラを着用しましょう。
スポーツブラは、スポーツ時の胸の揺れを抑えるため通常のブラジャーよりも胸をしっかりと固定するように作られています。胸が固定されると振動によるクーパー靭帯の損傷と脂肪燃焼を防ぐ効果が期待できます。
3-2.空腹時は避ける
空腹時のウォーキングは、脂肪燃焼がさらに期待できるタイミングであると言われています。しかし、バストアップを目的とする場合には、空腹時のウォーキングは避けましょう。
空腹時のウォーキングはエネルギーとして全身の脂肪を燃焼し、胸の脂肪も一緒に燃焼して胸が小さくなる可能性があるためです。食後のウォーキングは体の脂肪の燃焼よりも先に、食べたものが脂肪になる前に燃焼しようとする運動です。そのため、スタイル維持や血糖値上昇に役立つとされています。
3-3.水中ウォーキングをする
水中ウォーキングでは陸上のウォーキングに比べて胸が揺れないため、振動でクーパー靭帯への損傷を防げるのがメリットです。また、水の抵抗を受けることで負荷が掛かり、普段使用しない筋肉が鍛えられます。
水中のため体への負担が少なく、バストアップしたいものの腰や体にトラブルを抱えているといった人にも水中ウォーキングは最適です。水中では水を挟むように腕を引いてよせるなど、バストアップを意識した動きをするとよりバストアップ効果が期待できます。
4.ウォーキングと組み合わせてバストアップを図る方法
ウォーキングにバストアップ方法と組み合わせることで、効率的にバストアップを図ることが期待できます。バストアップの効果をできるだけ早く実感したい場合は、以下の方法を意識して実践してみましょう。
・栄養バランスに注意する
バストアップを図りたい場合は、女性ホルモンを活発化に効果的な食物を摂取しましょう。ビタミンE、タンパク質、大豆イソフラボン、ボロンが含まれている食べ物を積極的に摂取するのがおすすめです。
・大胸筋を鍛える
大胸筋を鍛える筋トレを実施すると、発達した筋肉が胸を支え、胸が垂れるのを抑える効果が期待できます。胸の前で手を合わせて押し合い、力を抜きながら手を前方へ伸ばす動きを繰り返すなど、簡単な筋トレを日常的に実施しましょう。
・質の良い睡眠を取る
ストレスを感じている場合や睡眠の質が悪い場合、バストアップに関わる女性ホルモンであるエストロゲンとプロゲステロンの分泌が乱れることがあります。エストロゲンとプロゲステロンの分泌に影響を与えないよう、睡眠時間は十分に取りましょう。
まとめ
胸がウォーキングで痩せる原因は、クーパー靭帯が傷付いてバストトップが下がって見えたり、胸の脂肪が燃焼されて小さくなったりするためと言われています。ウォーキングで効果的にバストアップするには、ウォーキング時にスポーツブラを着用して胸を固定することです。空腹時のウォーキングを避けたり、水中ウォーキングをしたりするのもおすすめです。
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