1.日本人のバストサイズの平均はやや小さめのCカップ
トリンプ・インターナショナル・ジャパン株式会社が行なった調査によると、日本の女性の平均的なバストサイズは、やや小さめのCカップという結果が出ています。
■バストサイズ(カップ)
Aカップ | 2.1% |
---|---|
Bカップ | 17.9% |
Cカップ | 26.9% |
Dカップ | 26.3% |
Eカップ | 18.8% |
Fカップ | 6.4% |
Gカップ | 1.6% |
出典:トリンプ・インターナショナル・ジャパン「トリンプ下着白書 vol.19」
またワコールが行った調査では、日本人が理想とするバストサイズはC〜Dカップが多いようです。
2.都道府県別バストサイズ
都道府県別にバストサイズの平均の調査結果をみると、平均のバストサイズがDカップという県が最も多いです。
バストサイズ(カップ) | 都道府県数 | 都道府県名 |
---|---|---|
Eカップ | 4 | 千葉・神奈川・大阪・福岡 |
Dカップ | 27 | 東京・埼玉など |
Cカップ | 10 | 愛知・岐阜など |
Bカップ | 6 | 京都・奈良など |
Aカップ | 0 | – |
※全国の女性2,060名、2018年8月調査
2-1.バストサイズの地域差はバストアップマッサージによるもの?
ラブコスメは、都道府県別バストサイズの調査時にバストケアについての調査も行っています。その結果、バストマッサージを行っている人が1番多く、全体の35%となっています。
3.年齢別バストサイズ
年齢別にバストサイズを見た場合、C~Dカップの割合が一番多いのは20代で、Aカップの割合が一番少ないのも20代です。
これは、食生活が欧米化し栄養状態がよくなったことで、身長を含め体格がよくなっていることが原因の一つといえます。
また、最近はバストアップへの関心が 高まっていることも影響していると考えられます。
■バストサイズ(カップ)
A | B | C | D | E | F | |
---|---|---|---|---|---|---|
20~24歳 | 8.0% | 27.7% | 26.3% | 22.6% | 8.0% | 5.8% |
25~29歳 | 6.7% | 26.1% | 26.1% | 21.3% | 13.1% | 6.4% |
30~34歳 | 8.8% | 26.7% | 28.4% | 15.4% | 13.2% | 6.1% |
35~39歳 | 13.6% | 23.0% | 28.2% | 17.1% | 9.1% | 7.7% |
40~44歳 | 9.7% | 30.0% | 29.1% | 15.6% | 10.1% | 4.2% |
45~49歳 | 19.6% | 28.2% | 24.5% | 12.9% | 9.8% | 3.7% |
4.日本と海外のバストサイズの違い
「Journal of Female Health Sciences」という学術雑誌に掲載された論文によると、世界でバストサイズが最も大きいのはアメリカという結果が出ています。
なお、この調査は世界108カ国の28-30歳女性11,682人を対象に行われ、豊胸手術を受けた女性・妊娠中及び過去1年以内に妊娠経験のある女性・授乳中の女性は除かれています。
日本は108カ国中71位でしたが、アジアの中ではインドに次ぐ2位でした。
世界ランキング | 国名 |
---|---|
1 | アメリカ |
2 | カナダ |
3 | アイルランド |
4 | ポーランド |
5 | イギリス |
アジアランキング | 国名 |
---|---|
1 | インド |
2 | 日本 |
3 | カンボジア |
4 | 韓国 |
5 | インドネシア |
※2016年6月調査
4-1.アメリカ人女性のバストサイズの平均
アメリカ人女性のバストサイズの平均はDカップ(日本のサイズでEカップ)です。欧米の女性は、バストサイズの平均が一般的に大きく、世界ランキングの上位を占めています。
4-2.バスト構造の違い
バストは大きく分けて脂肪質のバストと乳腺質のバストに分けられます。実は日本の女性と海外の女性とではバストの構造が違うことが分かっています。このバスト構造について詳しく解説します。
・日本の女性は脂肪質のバスト
日本の女性は脂肪質のバストです。脂肪質のバストは、皮下脂肪が多いため、柔らかく弾力があります。しかし、垂れたり、脂肪は脇に流れたりしやすく、バストが小さく見えます。
・海外の女性は乳腺質のバスト
海外の女性は乳腺質のバストです。乳腺質のバストは、乳腺とクーパー靭帯が多いので、硬くはりがあり、垂れさがりにくいという特徴があります。乳房内にあるクーパー靭帯にはバストを支える役割があります。
・体格の違い・食生活の違いなど
日本の女性と海外の女性とでは骨格や食生活も異なるため、体格やバストサイズにも差が出てきていると考えられます。欧米の女性は、肉など油や炭水化物を摂取する機会が多くあります。脂肪分の多い食事を摂取することで、豊富な乳腺質のバストにある脂肪細胞がさらに大きくなるためだと考えられます。
4-3.バストケアに対する意識の違い
日本の女性と海外の女性ではバストケアに対しての意識が違います。日本の女性の場合、最近はバストケアに対する意識が高まっていますが、まだ海外の女性ほどではないようです。海外の女性は、パーティなどで、胸の開いたドレスを着る機会が多く、バストケアに対する意識が高いです。
5.バストサイズが平均より小さかった時の対処法
バストサイズが平均より小さかった時の対処法について解説します。
5-1.自分に合ったサイズのブラジャーを身につける
自分のバストにあったサイズのブラジャーを身につけましょう。日本の女性のバストは、軟らかく脇に流れてしまいがちなので、本来のサイズより小さなサイズのブラジャーを身につけると、すべてのバストがおさまらない可能性があります。
正しいサイズのブラジャーを正しい方法で身につけることで、流れた脂肪がカップ内に納められるようになります。まずは、正確なバストサイズを計測しましょう。一度はお店でバストサイズを測ってもらうことをおすすめします。
「正しいバストサイズの測り方」や「ブラジャーの選び方」についてより詳しく知りたい方はコチラ↓↓
5-2.正しいケアを行う
日頃から正しいバストケアを行うことで効果が得られます。
・正しい姿勢
背筋を伸ばすなど、姿勢を正すだけで、バストは大きく見えます。姿勢が悪いとバストは小さく見えます。最近はパソコンやスマートフォンを利用する機会が多く、猫背になりがちです。猫背を改善すると、血行や女性ホルモンの分泌がよくなり、バストアップにもつながります。
下記の記事では日常生活で気をつけるべき「正しい姿勢」や「日常生活での改善方法」について詳しく説明をしているので是非ご覧ください。
・食習慣
バランスよく食べる食習慣をつけましょう。偏った食事による無理なダイエットにより、脂肪が減るとバストも小さくなります。肉・魚などのタンパク質や大豆製品などは、女性ホルモンの分泌を助ける働きがあるので、積極的に取ることをおすすめします。
下記の記事では、「バストアップに効果的な食べ物や飲み物」など栄養素の説明についてもより詳しく説明していますのでぜひご覧下さい。
・エクササイズ
バストアップにはエクササイズも効果的です。バストのほとんどは脂肪ですが、胸には大胸筋・小胸筋などの筋肉があり、バストを支えています。これらの筋肉を鍛えることで形を整え美しいバストを目指せます。胸の前で手を合わせる「合掌のポーズ」や「壁腕立て伏せ」などは簡単にできるので、スキマ時間などにやってみましょう。
下記記事では簡単にできる「合掌ポーズでのバストアップ方法」について詳しく説明していますので、気になる方は併せてご覧下さい。
まとめ
この記事では、日本の女性のバストサイズの平均や、外国人女性との違いなどについても解説しました。日本の女性のバストの構造・食生活・体格が海外の女性と異なるため、バストの大きさに差が出ていると考えられています。
正しいサイズのブラジャーを身につけ、バランスのよい食習慣・エクササイズなどに取り組むことでバストアップを目指すことができます。しかし、エクササイズなどを継続するのは、一人では難しいものです。
バストアップ専門 メディカルサロンM.M.Mでは、バストについての悩みに合わせたコースが用意されています。バストアップ方法もメスや針を使わず、体に優しいものです。興味のある方は、体験コースをぜひ一度利用してみてはどうでしょうか。