目次
1.日本人女性の平均的なバストサイズは?
日本人女性の平均的なバストサイズはCカップ程度です。下着メーカーの調査データよりCカップ以外の比率を見ると日本人女性の約12%がAカップ、約27%がBカップと、約4割の方は平均的なバストサイズよりもやや小ぶりとなっています。
また、約17%の日本人女性はバストサイズがDカップ、約10%はEカップ、約6%はFカップです。バストサイズがGカップの日本人女性は約1%、Hカップ以上の日本人女性は1%未満と、平均的なバストサイズを著しく上回る人は少ない傾向にあります。
出典:PR TIMES「発表!トリンプ「下着白書 vol.19」2019年版の注目は 女性のバストサイズの “大きな” 変化Dカップ以上割合53.1% 平成30年間で3倍に」
2.女性の平均的なバストサイズをさまざまな角度で比較
女性のバストサイズは1か月の間でも生理などホルモンの影響によりサイズが変わります。また歳を重ねることで背中や脇に脂肪が付いてアンダーバストのサイズが変化するため、年齢もバストサイズに影響があります。
以下では、上記で触れた年齢をはじめとした、女性の平均的なバストサイズをさまざまな角度から紹介します。
2-1.年齢によってバストの平均サイズは違う!
日本人女性の平均的なバストサイズは、年代によって変化する可能性が高いと言えます。下記は、年代別の平均的なバストサイズの傾向をまとめた表です。
| 年齢別 | 平均バストサイズ | 特徴 |
|---|---|---|
| 10代 | Aカップ〜Bカップ程度 | 思春期に入り、子ども体型から女性らしい体型へと変化する時期。 |
| 20代 | Bカップ〜Cカップ程度 | 女性ホルモンの分泌が順調になり、女性らしい体型が完成される時期。 |
| 30代 | Cカップ程度 | 20代と比較して基礎代謝が低下し、身体に脂肪が付きやすい時期。出産の影響で、一時的にバストサイズが大きくなる方もいる。 |
| 40代 | Bカップ〜Cカップ程度 | 胸の周りが痩せて、サイズダウンを実感する方が増加する時期。背中に脂肪が付き、アンダーバストのサイズが大きくなる方もいる。 |
| 50代 | Aカップ〜Bカップ程度 | 更年期を過ぎて、女性ホルモンの分泌量が減少する方も多い時期。 |
出典:PR TIMES「発表!トリンプ「下着白書 vol.19」2019年版の注目は 女性のバストサイズの “大きな” 変化Dカップ以上割合53.1% 平成30年間で3倍に」
日本人女性のバストサイズは、初潮が来る前後4年で急激に大きくなっていく傾向があります。バストサイズの成長のピークは、だいたい20歳前後です。40代以降は胸周りが痩せたり女性ホルモンの分泌量が減少したりすることで、バストサイズが小さくなる方も多いと言われています。
バストサイズの成長のピークが20歳前後とはいっても、20代・30代からでもバストアップは目指せます。下記リンクではそれぞれの年齢にあったバストアップ方法を紹介しているため、ぜひご一読ください。
2-2.平均バストサイズは昔よりも現代のほうが大きい
女性のバストサイズは、昔と今を比べても大きく変化しています。下記は、10年ごとに分けた女性の平均バストサイズの変化です。
| 1980年 | 1990年 | 2000年 | 2010年 | 2018年 | |
|---|---|---|---|---|---|
| Aカップ | 58.6% | 32.3% | 14.2% | 8.5% | 2.1% |
| Bカップ | 25.2% | 30.5% | 31.4% | 24.6% | 17.9% |
| Cカップ | 11.7% | 21.4% | 28.1% | 27.2% | 26.9% |
| Dカップ | 4.5% | 10.0% | 17.7% | 22.0% | 26.3% |
| Eカップ | – | 5.6% | 6.9% | 12.3% | 18.8% |
| Fカップ | – | 2.0% | 1.6% | 4.1% | 6.4% |
| Gカップ | – | – | – | 1.2% | 1.6% |
| Hカップ | – | – | – | – | – |
出典:PR TIMES「発表!トリンプ「下着白書 vol.19」2019年版の注目は 女性のバストサイズの “大きな” 変化Dカップ以上割合53.1% 平成30年間で3倍に」
上記の下着メーカーの調査データによると、1980年には日本人女性の約59%がAカップ、約25%がBカップでした。2018年時点における日本人女性の平均的なバストサイズはCカップであるため、平均バストは時代が進むに連れて大きくなっています。
出典:PR TIMES「発表!トリンプ「下着白書 vol.19」2019年版の注目は 女性のバストサイズの “大きな” 変化Dカップ以上割合53.1% 平成30年間で3倍に」
日本人女性のバストが大きくなっている理由の1つは、食文化や生活習慣の影響です。第二次世界大戦後にパンと牛乳による給食が定着したこと、海外へ行く日本人が増加したことなどを理由に食の欧米化が進行しました。
日本に来る外国人が増加したこと、輸入の自由化によって外国の食べ物が日本に流入していることも、食の欧米化を進行させた要素です。肉や脂質の摂取量が増加し栄養状態が改善された結果、昔よりも平均バストが大きくなった可能性が高いと考えられます。
2-3.首都圏はバストサイズが大きい傾向にある
地域によっても平均のバストサイズは異なります。下記は、2018年に調査された地域ごとの平均バストサイズをまとめた表です。
| 都道府県 | 平均バストサイズ | 都道府県 | 平均バストサイズ |
|---|---|---|---|
| 北海道 | Cカップ | 滋賀県 | Bカップ |
| 青森県 | Dカップ | 京都府 | Bカップ |
| 岩手県 | Dカップ | 大阪府 | Eカップ |
| 宮城県 | Cカップ | 兵庫県 | Dカップ |
| 秋田県 | Dカップ | 奈良県 | Bカップ |
| 山形県 | Dカップ | 和歌山県 | Dカップ |
| 福島県 | Dカップ | 鳥取県 | Dカップ |
| 茨城県 | Cカップ | 島根県 | Dカップ |
| 栃木県 | Cカップ | 岡山県 | Dカップ |
| 群馬県 | Dカップ | 広島県 | Dカップ |
| 埼玉県 | Dカップ | 山口県 | Dカップ |
| 千葉県 | Eカップ | 徳島県 | Dカップ |
| 東京都 | Dカップ | 香川県 | Dカップ |
| 神奈川県 | Eカップ | 愛媛県 | Dカップ |
| 新潟県 | Dカップ | 高知県 | Dカップ |
| 富山県 | Dカップ | 福岡県 | Eカップ |
| 石川県 | Cカップ | 佐賀県 | Bカップ |
| 福井県 | Bカップ | 長崎県 | Dカップ |
| 山梨県 | Cカップ | 熊本県 | Cカップ |
| 長野県 | Dカップ | 大分県 | Bカップ |
| 岐阜県 | Cカップ | 宮崎県 | Dカップ |
| 静岡県 | Dカップ | 鹿児島県 | Dカップ |
| 愛知県 | Cカップ | 沖縄県 | Dカップ |
| 三重県 | Cカップ | – | – |
出典:ラブコスメ 夜の保健室「【バスト地図】埼玉県は貧乳県?胸の平均サイズを全国調査!都道府県別の大きさの違いは?」
下記リンクでは、平均バストの内容に加えて、日本と海外のバスト構造の違いや国別平均バストサイズの詳細などを解説しています。当記事と合わせてご覧ください。
2-4.他の国に比べて日本のバストサイズは小さめ
日本のバストサイズは1980年・1990年代の頃に比べて徐々に大きくなっているものの、世界的に見ると平均バストサイズは小さめです。2012年にGoogle Target mapで、世界の女性の平均バストサイズが発表されました。分布では、ロシアやフィンランドなど寒い地域が平均バスト数D以上とバストサイズが大きくなっています。
出典:Japanese.CHINA.ORG.CN「世界のバストの大きさランキング 中国と日本はAカップ?」
下記は、国別の大まかなバストサイズの分布です。2012年と昔の調査結果のため、バストサイズは参考程度にしてください。
| 平均バストサイズ | 国 |
|---|---|
| Dカップ以上 | ロシア、フィンランド、スウェーデン、ノルウェー |
| Dカップ | アメリカ、ドイツ、ベネズエラ、コロンビア、アイスランド、ドイツ |
| Cカップ | カナダ、ブラジル、アルゼンチン、オーストラリア、フランス、イタリア、ウクライナ、イギリス など |
| Bカップ | メキシコ、インド、エジプト、スペイン、トルコ、イラン、カザフスタン、南アフリカ、ニュージーランド など |
| Aカップ | 日本、韓国、中国、タイ、マレーシア、フィリピン、ベトナム、スーダン、タンザニア、ナイジェリア など |
出典:Japanese.CHINA.ORG.CN「世界のバストの大きさランキング 中国と日本はAカップ?」
女性に関する科学雑誌である「Journal of Female Health Sciences」では、2016年に国別のバストサイズランキングを発表しました。108か国中の1位はアメリカで、日本は71位です。
出典:seventeen「American Women Apparently Have the Biggest Boobs in the World」
アメリカ人女性の平均バストサイズはEカップ〜Fカップ程度だと言われています。日本人女性のバストサイズが世界で平均以下となっている背景には、日本人女性は身体の細さや華奢さを重視し、ボディメイクに励む傾向が強い点が挙げられます。厚生労働省によると2020年時点において、日本人女性の10人に1人以上はBMI18.5以下と「痩せすぎ」に該当します。
以上のことから世界各国の女性と比較し、日本人女性のバストサイズが小さい傾向にあると言えるでしょう。
3.男女別!理想とするバストの平均サイズ
3-1. 男性が理想とするバストサイズの傾向
男性が理想とするバストサイズとしては、一般的にDカップ前後が最も人気が高いといわれています。
複数のアンケート調査(美容メディアや恋愛系メディアなど)でも、Dカップを理想と答える男性が約30〜40%を占め、次いでCカップ、Eカップが続く傾向があります。
ただし、男性の理想は「大きさ」だけでなく、「バランス」や「形」に影響されることも多い点に注意が必要です。
例えば、同じDカップでも身長や体型によって印象が異なるため、見た目の“理想”は人によって大きく変わります。
また、興味深いことに、男性が思う「Cカップ」や「Dカップ」は、実際のサイズよりも1カップほど大きく誤認しているケースが多いとも言われています。
そのため、「男性の認識するバストサイズと実際のサイズには乖離がある」と指摘されることもあり、あくまで参考値として考えるのが現実的です。
ポイント
- 男性の理想:Dカップ前後が最多
- 形・バランス重視派も多い
- 実際のサイズより大きめに認識している傾向あり
3-2. 女性が理想とするバストサイズの傾向
一方で、女性自身が理想とするバストサイズはCカップ前後が多い傾向にあります。
女性誌や美容調査などのデータでは、「自分に合ったサイズ感」「洋服をきれいに着こなせる自然なボリューム」を重視する人が多く、極端に大きなカップを理想とする女性は少数です。
また、バストサイズへの理想は年代によっても変化します。
- 20代女性:C〜Dカップを理想とする人が多く、見た目の華やかさや自信を求める傾向。
- 30〜40代女性:B〜Cカップを理想とする傾向が強く、「バランス」や「垂れにくさ」といった実用的な観点が重視されます。
- 50代以降:サイズよりも「ハリ」や「形の美しさ」を理想とする割合が増加。
このように、女性の理想は「自然で整ったシルエット」や「年齢に合った美しさ」を重視する傾向にあります。
バストのサイズだけでなく、姿勢・筋肉・ケア習慣によって美しく見せることを意識する方も増えています。
ポイント
- 女性の理想:Cカップ前後が最多
- 年代により理想像が変化
- サイズよりも形・ハリ・バランスを重視
3-3. 理想サイズと実際の平均サイズのギャップ
理想と現実の間には、しばしばギャップがあります。
日本人女性の平均バストサイズは、下着メーカーの調査によるとCカップ前後が最も多く、実際には「理想=平均」に近い状態といえます。
しかし、SNSやメディアの影響で「より大きなバストが美しい」と感じる人も少なくなく、自己評価が低くなる傾向も見られます。
また、男性の理想(Dカップ前後)と女性の理想(Cカップ前後)を比較すると、わずか1カップの差があるものの、この差が「理想の見え方」に大きく影響します。
このことからも、「カップ数」だけでなく、全身のバランスや姿勢、デコルテラインの整え方などを含めてバストを捉えることが大切だといえるでしょう。
出典:男女300人に「理想のバストサイズ」大調査。人気はCカップ! | ヴェルトラクリニックのプレスリリース
3-4. 身長から導く理想のバストサイズ
理想のバストサイズは、単にカップ数だけでなく、身長や体格とのバランスによっても変わります。
モデルや美容分野では、体型に対して美しく見える黄金比として「バストサイズを身長から導く計算式」がよく用いられています。
■ 理想バストサイズの一般的な計算式
次の式でおおよその“理想的なトップバスト(胸囲)”を求めることができます。
理想バストサイズ(cm)=身長 × 0.52
たとえば、身長160cmの女性の場合:
160 × 0.52 = 83.2cm
この場合、トップバスト83cm前後がバランスの取れた美しいバストとされます。
これはあくまで体型全体とのバランスを見た目安値であり、必ずしも大きさそのものを指標とするものではありません。
4.自分のバストサイズは平均以上?正しい測り方
自分のバストサイズを誤って認識し、実際よりも小さいサイズのブラジャーを着用している女性は少なくありません。自分のバストサイズが日本人女性の平均以上なのかを確かめるためには、まず正しいバストサイズを把握することが大切です。
以下では、バストの正しい測り方を解説します。手順に沿って、実際のサイズを測り直してみましょう。
4-1.STEP1:バストの計測に必要なものを用意する
バストを計測するのに、メジャー・全身鏡・ブラジャーを用意しましょう。メジャーは、柔らかい素材でできており、目盛りのラインが明瞭なものがおすすめです。全身鏡がない場合は、顔からウエストまでの範囲を確認できるサイズの鏡を使いましょう。
バストを計測する際は、持っているブラジャーの中で最も着け心地のよいものを着用します。着け心地のよいブラジャーを着用するとバストが持ち上げられた状態に近づき、正確にサイズを計測できます。
4-2.STEP2:正しい姿勢でトップとアンダーを測る
バストのサイズは背筋を伸ばして正面を向き、リラックスした状態で計測します。計測する場所は、アンダーバスト・トップバストの2か所です。
| アンダーバスト | 位置:バストの膨らみのすぐ下 計測方法:ややきつく感じる程度までメジャーを締めて計測 |
|---|---|
| トップバスト | 位置:バストの膨らみの最も高い部分 計測方法:バストの膨らみをつぶさない程度にメジャーを締めて計測 |
どちらを計測する際にも背中側からメジャーを回し、正面側で目盛りを読みます。メジャーが曲がっていると計測ミスが起こりやすいため、全身鏡を使用して床と水平な状態を維持しましょう。アンダーバストのサイズは、5.0cm刻みが基本です。アンダーバストが62.5cm〜67.5cmの場合は「65」となります。
4-3.STEP3:トップバストからアンダーバストのサイズを差し引く
ブラジャーのカップ数は、トップバストからアンダーバストを差し引いた数字で決まります。下記は、カップ数の目安です。
| カップ数 | トップバストとアンダーバストの差 |
|---|---|
| Aカップ | 9.0cm~11.0cm |
| Bカップ | 11.5cm~13.5cm |
| Cカップ | 14.0cm~16.0cm |
| Dカップ | 16.5cm~18.5cm |
| Eカップ | 19.0cm~21.0cm |
| Fカップ | 21.5cm~23.5cm |
| Gカップ | 24.0cm~26.0cm |
たとえば、トップバストが85.5cmでアンダーバストが70だった場合、85.5-70=15.5となり「Cカップ」に該当します。また、Cカップでアンダーバストのサイズが70の、最適なブラジャーのサイズは「C70」です。
ただし、バストの形は人それぞれ異なるため、C70であっても実際にブラジャーを着用したときにカップからバストが溢れるといったこともあります。カップ数はあくまでも目安にして、着用したときにバストがしっかりカップに収まりバストが支えられ、フィット感があるブラジャーを購入しましょう。
日本人の約7割の女性が、バストサイズを間違えられていると言われています。バストの美しい形を保つためにも、自分のバストサイズをまずしっかりと確かめましょう。下記リンクでは、バストの測り方の他に詳しいブラのサイズ表なども紹介しています。
5. バストサイズに影響を与える主な要因
バストサイズは、単に「体質」や「遺伝」だけで決まるわけではありません。
女性ホルモンの分泌量や生活習慣、栄養状態など、さまざまな要因が複雑に関わり合って形成されています。
ここでは、代表的な5つの要因を解説します。
5-1. 遺伝的要因
バストの大きさや形は、遺伝的な影響を強く受けるといわれています。
骨格や脂肪のつきやすさ、乳腺の発達しやすさといった身体的特徴は親から子へ受け継がれるため、母親や祖母と似たバストラインになることが多いです。
ただし、遺伝だけでバストが決まるわけではなく、思春期以降の生活習慣やホルモンバランスによって変化することもあります。
つまり「生まれつき小さいから一生変わらない」ということではありません。
5-2. ホルモンバランス
バストの発達に最も深く関係しているのが、女性ホルモン(エストロゲン)です。
エストロゲンは乳腺の発達を促し、脂肪を胸部に蓄積させる働きを持ちます。
一方で、ホルモンバランスが乱れると、乳腺の成長が抑えられたり、ハリや弾力が失われたりすることもあります。
ホルモンバランスが乱れる主な要因は以下の通りです。
- 睡眠不足
- ストレスの蓄積
- 無理なダイエット
- 加齢による分泌量の減少
規則正しい生活やバランスの取れた食事、適度な運動を心がけることが、ホルモンの働きを整える第一歩です。
5-3. 体脂肪率・筋肉量
バストは約9割が脂肪で構成されています。
そのため、体脂肪率が低すぎるとバストのボリュームが減少する傾向にあります。
一方で、極端な肥満も形崩れや垂れの原因となるため、適正体重と姿勢筋のバランスが重要です。
また、バストを下から支える「大胸筋」や「小胸筋」が衰えると、重力に負けて下垂しやすくなります。
軽い筋トレやストレッチを取り入れることで、美しい形を維持しやすくなります。
5-4. 栄養状態・食生活
乳腺の発達やホルモン分泌には、良質なたんぱく質・ビタミン・ミネラルが欠かせません。
特に、バストの形成に関わる主な栄養素は次の通りです。
| 栄養素 | 主な働き | 多く含む食品 |
|---|---|---|
| たんぱく質 | 乳腺や筋肉を構成する材料 | 鶏むね肉、魚、卵、大豆製品 |
| イソフラボン | 女性ホルモン様作用で乳腺発達をサポート | 豆腐、納豆、豆乳 |
| ビタミンE | 血行促進・ホルモン分泌の安定化 | アーモンド、アボカド |
| ボロン(ホウ素) | エストロゲン分泌を促す | キャベツ、りんご、はちみつ |
これらの栄養をバランスよく摂取することで、バストのハリやボリューム維持に役立ちます。
5-5. 生活習慣・姿勢
猫背や巻き肩などの悪い姿勢は、胸の筋肉を縮めてバストの位置を下げる原因になります。
また、ブラジャーのサイズが合っていない場合、胸の脂肪が脇や背中に流れてしまい、バストラインが崩れることも。
日常生活の中で次の点に注意しましょう。
- 姿勢を正す(胸を開く)
- 自分の体型に合ったブラを選ぶ
- 睡眠をしっかりとる
- ストレスを溜め込まない
これらの積み重ねが、結果的に理想的なバストバランスの維持につながります。
6.バストサイズを平均よりも大きくする方法
バストのほとんどは脂肪でできており、脂肪は母乳を作る乳腺を守るためにクッションの役割として付いています。バストの大きさはその脂肪の量に左右され、大きさは遺伝による影響が大きくなっています。ただし、さまざまな方法でバストアップにつなげることは可能です。
バストアップ方法は、バスト自体の脂肪を増やすといった方法だけではありません。バストを支えている筋肉を鍛えたり、乳腺の発達を促す栄養を摂取したりなど、さまざまな方向からバストにアプローチをかけてバストアップが目指せます。
以下では、バストサイズを平均よりも大きくするための、バストアップ方法をいくつか紹介します。
6-1.筋トレをする
バストサイズを日本人女性の平均よりも大きくする方法には、いくつかの種類があります。バストアップ方法として有名なのは、大胸筋を鍛える方法です。大胸筋はバストを支える土台であるため、大胸筋を鍛える筋トレ・エクササイズに取り組むことでボリュームアップを目指せます。
大胸筋を鍛える筋トレ・エクササイズ方法についての詳細記事はコチラ↓↓
バストアップのために胸筋を鍛えよう!胸筋を鍛えるトレーニング法5つを紹介
筋トレ・エクササイズをした後は大胸筋をほぐすことも大切です。大胸筋がほぐれるとバストを大きくするために必要な栄養が届きやすい状態になり、ボリュームアップを後押しできます。
6-2.バストをマッサージをする
バスト周りをマッサージすることでリンパと血流の改善につながり、栄養素やホルモンがバストにしっかりと届きやすくなります。栄養素やホルモンがバストにしっかりと届き乳腺が発達すると乳腺を守るために多くの脂肪が必要になるので、効果的にバストアップが狙えます。
他にも、マッサージをすることでバストラインが整ってお腹と胸の境目がはっきりし、バストが際立つことで美乳を目指せます。
以下では簡単にできるバストのマッサージ方法を紹介します。
●バストアップにつながるマッサージの方法
| 1 | バストの上部分をほぐす |
|---|---|
| バストを片方の手で支え、もう片方の手は親指を他の4本の指で隠す形で手をグーにする。グーにした手の関節は使わず第一関節と第二関節の間の広い面で、奥の大胸筋を意識しながらバストの上を内側から脇の外側に向かって円を描くようにほぐしていく。5回繰り返す。 | |
| 2 | 脇を引き寄せる |
|---|---|
| 脇の下に手を入れてしっかりと脂肪を掴んだら、息を吐きつつ内側に寄せる。戻すときに息を吸って、再度息を吐きながら脇下の脂肪を内側に引き寄せる。 | |
| 3 | バストを丸みに合わせて擦る |
|---|---|
| 片方の手はバストの下、もう片方の手はバストの上に手を当てる。上の手はわきへ、下の手は内側へ、バストの丸みに合わせて優しく1分間擦る。 | |
| 4 | 反対のバストもマッサージする |
|---|---|
| 1~3を反対のバストでも同じようにマッサージする。 | |
6-3.バストアップに効果的とされる栄養を摂る
バストアップに効果的とされる栄養素はいくつかあります。バストアップするには女性ホルモンの分泌バランスを整え、乳腺に活力を与えることが重要です。そのため、女性ホルモンを整えたり、働きをサポートしたりする栄養素を積極的に摂りましょう。
下記では、バストアップをサポートする栄養素の種類と含まれている食品、また期待できる効果を紹介します。
| 栄養素 | 食品 | 期待できる効果 |
|---|---|---|
| 大豆イソフラボン | 豆腐・きなこ・納豆など大豆食品 | エストロゲンと同じ働きをし、乳腺の発達をサポートする。 |
| タンパク質 | 鶏肉・牛乳・チーズ・魚 | 肌や筋肉、血などを作る栄養素で、女性ホルモンの働きを助ける。 |
| ボロン | キャベツ・りんご | ミネラルの一種で、エストロゲン分泌量の増加や血中のエストロゲン濃度を高める効果が期待できる。 |
| ビタミンE | アボカド・アーモンド・かぼちゃ | エストロゲン分泌のバランスを整え、乳腺の発達を助ける。 |
バストアップにつながる食品は多くあるため、意識して食事に取り入れるとよいでしょう。中でもアボカドは、栄養が豊富に含まれたサラダにも使える果物です。下記リンクではアボカドの栄養素や食べ方についてより詳しく解説しています。
6-4.質のよい睡眠を取る
バストアップには女性ホルモンの分泌が深く関わっているため、質のよい睡眠を取ることもバストアップを図るにはとても大切です。睡眠不足や過度なダイエットなどのストレスは女性ホルモンの分泌に大きく負担がかかり、女性ホルモンが正しく分泌されないおそれがあります。夜にはしっかりと寝て、ストレスを溜め込まないことがバストアップへの近道です。
質のよい睡眠を取るには、軽い運動の習慣を付けて適度に疲れることや、寝る2時間前までに入浴をすませることです。程よい疲労感とお風呂で温まった体が緩やかに冷えることで、人は眠気を感じ入眠しやすくなります。
また、寝る1時間前にはスマホやテレビなど強い光を浴びないようにするのも大事です。寝る前に好きな香りを嗅いだりストレッチをしたりリラックスすることも、質のよい睡眠につながります。質の高い睡眠の取り方やバストへの影響をより詳しく知りたい方は、下記リンクの記事をご覧ください。
6-5.バストアップサロンに通う
バストサイズを単に大きくするだけでなく、左右差を解消したりデコルテラインを整えたりしたいときは、バストアップサロンに通う方法も効果的です。バストアップサロンによってバストへのアプローチはさまざまですが、先進マシンやリンパマッサージによるケアを受けられるところもあります。
バストアップ専門 メディカルサロンM.M.Mでは、メスや針を使わない体への負担が優しいバストアップ方法を採用しています。体本来がもつバストの発達をサポートし、ふっくらとしたバストのボリュームアップを目指します。小さなバストが気になる方や離れ乳やバストの形が気になる方など、お悩みに合わせたコースをご用意しているため、ぜひ一度利用をご検討ください。
当サロンをご利用いただき、バストアップを叶えたお客様の成功事例は下記リンクよりご覧いただけます。
7. ファッションでバストを大きく見せるコツ
バストを平均よりも大きく見せたい場合、洋服の選び方や着こなし方を工夫するだけでも印象を大きく変えることができます。
ここでは、すぐに取り入れられるファッション・スタイリングのポイントを紹介します。
7-1. 立体感を強調するトップスを選ぶ
バストラインを自然に強調したい場合は、立体裁断やドレープのあるトップスを選ぶのがおすすめです。
胸元にギャザーやタックが入っているデザインは、ボリューム感を演出してくれます。
また、胸下に切り替えがある“エンパイアライン”や“ペプラムトップス”も、ウエストとの対比でバストを大きく見せやすいシルエットです。
7-2. ネックラインの形で印象を変える
首元のデザイン(ネックライン)は、視覚的なバストの見え方に大きく影響します。
| ネックライン | 特徴・効果 |
|---|---|
| Vネック | 縦のラインを強調し、バストに自然な立体感を与える |
| Uネック | 柔らかく女性らしい印象で、丸みを引き立てる |
| ハートネック | デコルテを華やかに見せ、バストをふっくらと演出する |
| オフショルダー | 肩幅との対比でバストが強調されやすい |
逆に、タートルネックやハイネックなど首元を詰めたデザインは、バストを小さく見せる傾向があります。
7-3. 色・柄・素材を活かした着こなし
バストに視線を集めるには、色や素材のコントラストを上手に使うのがポイントです。
- 明るい色や光沢素材(ホワイト・ピンク・ベージュなど)は膨張効果があり、ふっくら見せやすい。
- リブニットや柔らかいシフォン素材は立体感を出しやすい。
- 胸元に小花柄やフリルがあるデザインも、自然にボリュームアップして見える。
逆に、黒などの濃色やマットな素材は引き締め効果があるため、下半身に使ってバランスを取ると良いでしょう。
7-4. 姿勢とインナーでスタイルアップ
どんなに服を工夫しても、猫背や肩の巻き込み姿勢では胸が小さく見えてしまいます。
背筋を伸ばして胸を開くだけで、バストトップの位置が上がり、見た目の印象が大きく変わります。
さらに、補整ブラやナイトブラを上手に活用するのもおすすめです。
カップの形状が合っていれば、自然に中央へ寄せる効果があり、服を着たときもふっくらとしたラインを保てます。
7-5. トータルバランスを意識する
バストを大きく見せることだけに注目しすぎると、全体のバランスが崩れて見えることがあります。
例えば、ボトムスをタイトにする、ウエストをマークするなど、「Xライン」や「Yライン」シルエットを意識すると、より洗練された印象に。
大切なのは、「平均よりも大きく見せる」ことではなく、“自分に合ったバランスで美しく見せる”ことです。
8. バストの平均サイズに関するよくある質問
Q1. 日本人女性の平均バストサイズはどれくらいですか?
A. 国内の下着メーカー(トリンプなど)の調査によると、日本人女性の平均バストサイズはC〜Dカップが最も多いとされています。
ただし、年代や地域、体型によって差があり、10〜20代ではB〜Cカップ、30代以降ではC〜Dカップが主流です。
また、サイズだけでなく、バストトップ位置や形、ハリの有無も印象を大きく左右します。
Q2. バストの大きさは遺伝で決まるのですか?
A. 遺伝の影響はありますが、それだけでは決まりません。
親から受け継ぐ骨格や脂肪分布、乳腺の発達しやすさなどがベースにはなりますが、ホルモンバランスや食生活、姿勢、運動習慣など後天的な要因によっても変化します。
つまり、日常のケア次第でボリュームや形を整えることは十分に可能です。
Q3. 身長や体重によって理想のバストサイズは変わりますか?
A. はい、身長や体型によって“理想の見え方”は変わります。
一般的な目安として「理想バストサイズ=身長×0.52」という計算式があり、160cmの女性なら約83cmがバランスの取れた目安です。
また、トップとアンダーの差(約15cmでCカップ)が、黄金比とされるバランスの良いプロポーションに近いといわれています。
Q4. バストを平均より大きくするために効果的な方法はありますか?
A. 栄養バランスの取れた食事(たんぱく質・イソフラボン・ボロンなど)や、姿勢を正す・筋肉を鍛えるといった血行促進とホルモンバランスの安定化を意識したケアが効果的です。
また、サロンでの専門ケアやナイトブラなどを併用することで、ボリュームを支えながら形を整えることも可能です。
Q5. バストを大きく見せる服の選び方はありますか?
A. あります。Vネックやハートネックのトップス、胸元にギャザーやフリルがあるデザイン、明るい色や柔らかい素材を選ぶとふっくら見せやすくなります。
さらに、姿勢を正して補整ブラを着用することで、自然な立体感を演出できます。
ファッションの工夫だけでも印象を変えられるため、平均サイズにこだわらず「自分に合った見せ方」を意識しましょう。
Q6. 平均より小さいと感じるのは悪いことですか?
A. まったく問題ありません。
バストの美しさはサイズではなく、全体バランスと形の整い方で決まります。
また、ファッションやケア次第で見え方はいくらでも変えられます。
重要なのは“平均”ではなく、自分が心地よく感じるバランスを見つけることです。
まとめ
日本人女性のバストサイズの平均は、Cカップです。男性の理想とするバストの平均サイズはDカップ程度と、日本人女性のバストサイズの平均を上回ります。平均以上のバストを目指すためには、大胸筋を鍛えたりバストをマッサージしたり、質のよい睡眠を取ったりするとよいでしょう。
バストサイズの悩みを解決すると、水着や谷間を見せるファッションが自信を持って楽しめるようになります。平均以上のバストを目指している方は、ぜひバストアップ専門 メディカルサロンM.M.Mをご利用ください。













